『被害者を冒とくしている』15年前の男子高校生殺害事件 損害賠償求める民事訴訟が結審し両親が会見

15年前、神戸市で高校2年の男子生徒を殺害した元少年とその両親に対し、遺族が損害賠償を求めている裁判が結審し、遺族は改めて「被害者を冒瀆(ぼうとく)している」などと訴えました。 2010年、神戸市北区で、高校2年の堤将太さんが殺害された事件では、当時17歳の元少年が逮捕され、刑事裁判で懲役18年の判決が確定しています。 堤さんの遺族は元少年側に損害賠償を求める民事裁判を起こしていて、元少年の両親に対しては「監督義務を怠った」などと主張していました。 裁判は26日、結審しましたが、両親側の代理人は改めて「逮捕されるまで事件を起こしたことを知らず、 犯行を予測することはできなかった」などと主張しました。 堤将太さんの父・堤敏さん 「息子の命を突然、理不尽な形で奪われた。被害者および遺族を冒瀆(ぼうとく)している、裁判自体を冒瀆しているとしか思えない」 判決は、来年3月19日に言い渡される予定です。

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