逮捕の元従業員と刺された従業員に面識なし 押収液体から“化学兵器”のような薬剤確認されず 静岡・工場で15人負傷

静岡県三島市の工場で従業員ら15人が刺されるなどした事件で、逮捕された元従業員の男と刺された男性従業員の間に面識がないことが捜査関係者への取材で分かりました。 殺人未遂の疑いで逮捕、送検された元従業員の男(38)は12月26日午後4時頃、三島市の横浜ゴム三島工場で、男性従業員(28)を刃物のようなもので刺し、殺害しようとした疑いが持たれていています。 この事件では工場の従業員ら15人が刃物で刺されるなどして、けがをしていますが、捜査関係者によりますと、元従業員の男と逮捕容疑となった被害男性従業員の間に面識がないことが分かりました。 また、元従業員の男は犯行当時、薬品のような液体をまきながら、工場の従業員を次々に刃物のようなもので刺した可能性が高いということも明らかになりました。 さらに、警察と消防は押収した液体について調べたところ、周辺住民に被害をもたらす化学兵器のような薬剤は確認されなかったということで、さらなる鑑定を進めているということです。 元従業員はこの工場の元従業員で「職場で嫌がらせを受けていた」という趣旨の供述をしているということで、警察は犯行に至ったいきさつについて慎重に調べいます。

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