偽の在留カードなどを製造する違法ビジネスにからみ、他人になりすまして信用情報の開示請求をしたとして逮捕された男らが、1万3千人以上の個人情報を把握していたことが15日、警視庁への取材で分かった。他人の情報を悪用して、マイナンバーカードや運転免許証の偽造を繰り返していたとみられ、警視庁は詳しい経緯を調べる。 警視庁国際犯罪対策課は15日、有印公文書偽造・同行使や詐欺未遂などの疑いで、相模原市の無職、鈴木啓修被告(62)=詐欺未遂罪で起訴=ら2人を再逮捕したと発表した。 国際犯罪対策課によると、昨年12月に関係先から押収したパソコンなどの解析を進める中で、1万3千人以上の氏名や勤務先などの個人情報が見つかった。爪用やすりなどで本物のマイナンバーカードなどを削り取って、他人の個人情報を印字したラミネートフィルムを貼り付けて偽造していたとみられる。 2人は少なくとも令和5年6月ごろから偽造を繰り返していたとみられる。国際犯罪対策課はほかにも偽造に関わった協力者がいるとみており、日本人名義のクレジットカードを不正取得したなどとして摘発された中国人グループとの関係も捜査している。 再逮捕容疑は、何者かと共謀して昨年9~10月、偽造した身分証を使って、「日本信用情報機構(JICC)」に開示請求を行い、情報を得ようとしたとしている。