「介護保険の戻りがあります」という嘘の電話をきっかけに、高知県香美市の60代の女性から約35万円をだまし取った疑いで、ベトナム国籍で住居不定無職の男(32)が逮捕されました。男は出し子と見られています。 南国警察署の調べによりますと、男は去年2月、氏名不詳の者らと共謀し、高知県香美市の60代の女性から、約35万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれています。 去年2月14日の午後1時ごろ、女性の自宅の固定電話に市役所の職員を名乗る者から「介護保険の戻りがあります」などと連絡がありました。 その後、電話をスマートフォンに切り替えるよう指示された女性は、通話をしながら近くの金融機関のATMへ向かいました。 そこで、「還付金を受け取るための手続き」と信じ込まされ、犯人の指示通りにATMを操作したところ、実際には指定された口座へ現金を振り込む操作をさせられていたということです。 数日後、女性は還付金が振り込まれていなかったため、被害に気付きました。 届出を受けた警察が、他県警からの情報をもとに捜査したところ、東京都新宿区のコンビニのATMから男が約35万円を引き出していることがわかり、逮捕に至ったということです。 男は「出し子」とみられています。 警察の調べに対し男は、「間違いありません」と容疑を認める供述をしていて、警察は余罪や他にも共犯者がいるとみて、捜査を進めています。