[バチカン市 16日 ロイター] – バチカン(ローマ教皇庁)のサン・ピエトロ大聖堂主任司祭であるマウロ・ガンベッティ枢機卿は16日、バチカンは大聖堂における近年の問題行為を受けて警備を強化する方針だが、過度に厳しい対応は避けたいと述べた。 ガンベッティ枢機卿は献堂400周年を控えた記者会見で、「一部スペースの警備強化を検討しており、何らかの措置を講じる」と述べた。一方、過去1年間で2000万人以上が大聖堂を訪れており、問題行為は「非常に限定的」だと指摘した。 現在は、訪問者の入場前検査と40─60人による内部警備を行っている。 ガンベッティ枢機卿は「大聖堂は、訪れる人々に自由を感じてもらう場所であり続けるべきと考えており、一定の限度を超えられない」と述べ、新たな対策は控えめになると示唆した。 これまでに、男が祭壇に登って放尿し逮捕されたほか、祭壇に登った男が複数の燭台を倒して破損させた。2023年6月には、ポーランド出身の男がウクライナ戦争に抗議して全裸で祭壇に登った。 ガンベッティ枢機卿は、バチカンはこうした行為の加担者には非常に脆弱な立場の人がいる可能性があることと、社会の弱き存在を理解し、対処する必要があることを認識していると述べた。