だまし取った現金、JPドラゴン幹部に毎月一部を「上納」か 福岡

フィリピン拠点の暴力団系の日本人集団「JPドラゴン」が特殊詐欺を繰り返していたとされる事件で、福岡県警に詐欺容疑などで1月に逮捕された同幹部の佐藤翔平容疑者(35)が「毎月500万~1500万円の『上納金』を複数の日本人幹部に納めていた」と供述していることが県警への取材で判明した。 県警によると、佐藤容疑者は逮捕後の取り調べで、「かけ子」のまとめ役だったと説明。フィリピンの拠点には、かけ子のチームが少なくとも3班あり、1班で毎月3000万~5000万円をだまし取っていたという。こうして集めた現金の一部を幹部らに毎月上納した上で、自らの報酬として毎月1500万円程度得ており、多い時は3000万円に上ったという。 また、受け子はグループ内で「R(アール)」と呼ばれ、SNSで募集し、佐藤容疑者らが電話で面接をしてリクルートしていたという。 佐藤容疑者は、氏名不詳者らと共謀して22年10~12月に三重県や岐阜県などの当時70~80代の男女3人にうその電話をかけ、キャッシュカード計10枚を盗んで271万円を引き出したり、140万円をだまし取ったりしたとして逮捕され、福岡地検は17日に詐欺と窃盗の罪で起訴した。 また、県警は18日、氏名不詳者らと共謀して23年2月に別の女性にもうその電話をかけてキャッシュカードを盗み、現金計約78万円を引き出したとして佐藤被告を窃盗容疑で書類送検した。【栗栖由喜】

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