モバイルオーダーで商品詐取 偽情報送信し不正発注 容疑で無職男再逮捕・警視庁

パソコンやスマートフォンで商品を事前に注文し決済する「モバイルオーダー」を悪用し、弁当をだまし取ったなどとして、警視庁が私電磁的記録不正作出・同供用と詐欺容疑などで、無職加藤嵩大容疑者(23)=東京都国分寺市泉町=を再逮捕したことが13日、捜査関係者への取材で分かった。 容疑を認め、「外食したいと思ったがお金がなかった」と話しているという。 捜査関係者によると、同容疑者は決済が正常に行われたとする虚偽情報をサーバーに送信する手口で不正発注を繰り返していたとみられ、同庁サイバー犯罪対策課が詳しく調べている。 再逮捕容疑は6月11~18日、モバイルオーダーのサーバーに虚偽の決済完了情報を送信。5回にわたって国分寺市や立川市にある飲食店の弁当など184点(販売価格計2万8400円)をだまし取ったほか、店舗に商品を受け取りに現れなかったものの、弁当など65点(販売価格計1万260円)を不正に発注した疑い。 同容疑者は、モバイルオーダーで商品の価格を通常より大幅に安く改ざんして購入したなどとして、10月に同容疑などで逮捕された。 モバイルオーダーは店舗の人手不足解消などを目的に5年ほど前から普及し始めたとみられ、若年層を中心に利用されている。

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