カンボジアを拠点とした特殊詐欺に関与したとして、愛知県警は2日、ともに建設会社役員の木村昇汰(31)=同県刈谷市今川町=、鶴谷隆穂(31)=名古屋市東区泉3丁目=の両容疑者と、無職酒井公人容疑者(37)=同県安城市今本町4丁目=を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。県警は3人の認否を明らかにしていない。 拠点はカンボジア西部のパイリンにあり、ドーム球場2~3個分の敷地には、飲食店やアパート、カジノを備えたホテルがあった。拠点には日本人約40人のほか、中国や韓国、インドといった国籍の人が暮らしていたという。 県警によると、3人の逮捕容疑は、仲間と共謀し、昨年9月13日、パイリンから愛媛県今治市の無職の女性(49)に警察官を装って「マネーロンダリングに関与した疑いがあり、口座の現金を確認する必要がある」とうその電話をかけ、現金50万円を振り込ませて詐取したというもの。知人だった木村、鶴谷の両容疑者の紹介で、酒井容疑者が昨年6月ごろカンボジアに渡航。中国人の管理下で「かけ子」をしていたという。(野口駿)