札幌市手稲区で17日、高齢女性を言葉巧みにだまし、キャッシュカードをすり替えて盗んだとして、愛知県の51歳の男が現行犯逮捕されました。男は特殊詐欺グループの「受け子」とみられています。 窃盗の疑いで現行犯逮捕されたのは、愛知県豊橋市の無職、荒井忠正容疑者51歳です。 荒井容疑者は17日午後1時半ごろ、金融機関の職員を装って札幌市手稲区の80代の女性の家を訪問し、女性が目を離した隙にキャッシュカード3枚を別の物とすり替えて盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと、女性の家には事前に「還付金があるが、今のカードでは受け取れない。新しいカードを発行するために金融機関の者を向かわせる」といった不審な電話があり、女性は信じてしまいました。 家を訪れた荒井容疑者は、女性にカードを封筒に入れさせた後、「割り印を押して封をするので、印鑑を持ってきてほしい」と指示し、女性が家の奥へ行っている間に中身をすり替えたということです。 札幌市内では同様の手口による被害が複数起きており、服装や人相などの情報をもとに警戒中の捜査員が、女性の家から出てきた荒井容疑者を見つけて職務質問し、逮捕に至りました。 調べに対し、荒井容疑者は「犯罪とわかっていたが、お金が欲しくてやった」と容疑を認めています。 警察は、荒井容疑者が特殊詐欺グループのカードを受け取る「受け子」とみて、他の余罪やグループの実態について捜査を進めています。