今年3月、福岡県嘉麻市の母子生活支援施設で4歳の長女を殺害したとして、母親が逮捕された事件。 母親が事実婚の夫からDV被害を受け施設に入った後、3年ほど一緒に暮らしていたことが分かりました。 ■送検された容疑者「間違いありません」 23日、殺人の疑いで送検されたのは、住所不定のパート従業員水沼南帆子容疑者(30)です。 水沼容疑者は3月10日、嘉麻市の母子生活支援施設で長女の二彩(にいろ)ちゃん(当時4)の首を絞めるなどして殺害した疑いが持たれています。 警察の取り調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているということです。 当時、一緒に暮らしていた次女の三華(みはな)ちゃん(当時3)も首を絞められ死亡していて、警察によると、水沼容疑者は三華ちゃんの殺害にも関与をほのめかしています。 ■親子が生活していた「母子生活支援施設」とは 水沼容疑者たちが生活していた「母子生活支援施設」は、経済的に困窮していたり、DV被害に遭ったりした母親と子供が利用できる施設で、自立に向けた支援などが受けられます。 ■夫からDV被害を受け4年前に施設に避難 水沼容疑者は4年前、事実婚の夫からDV被害を受け施設に避難。 施設は部外者の立ち入りが許可されていませんが、水沼容疑者が入所した後、夫も隠れて同居するようになり、およそ3年間、家族と生活を共にしていたことが警察への取材で分かりました。 自分の収入で生活費をまかなうなど夫が同居していることを周囲に知られないように過ごしていたということです。 さらに― ■夫は3年間ほぼ外出なし 捜査幹部 「(夫は)3年間ほぼ外出していない。1人で部屋にいるときは電気もエアコンもつけず、トイレの水も流さず生活していた」 施設の関係者は、夫が生活しているのを把握していませんでした。 ■夫との生活、動機に影響は 今回の事件について、警察は夫が姉妹の殺害には関与していないと判断。 一方で、水沼容疑者の動機については、夫との生活が何らかの影響を与えたとみて、詳しいいきさつを調べています。