東京都新宿区内の貴金属買い取り業者の事務所付近で強盗の準備をしたとして、警視庁は21日、いずれも住所・職業不詳の20代の男2人を強盗予備の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。警視庁は、その場にいた少年と男ら計4人も同容疑で逮捕する方針で、逃げた2人の行方を追っている。 捜査1課によると、この事務所に運ばれる金塊を狙った強盗事件が起きる可能性があるとの情報を警視庁が把握し、5月上旬以降、付近を警戒するなどしていた。 21日午前、男8人が車2台に乗って現場付近に現れ、事務所が入るビルに出入りしていた。四谷署員らが職務質問し、伸縮式の警棒などを持っていたことから、男2人をその場で現行犯逮捕した。 捜査関係者によると、この事務所では、2月下旬にも別の男らが押し入る強盗未遂事件が発生していた。警視庁が関連を調べている。 警察庁は、栃木県上三川町の住宅で起きた強盗殺人事件を受け、住民の安全確保と事件の未然防止の徹底を指示する通達を、15日付で全国の警察に出していた。 通達では、強盗や侵入窃盗の対象として被害に遭いそうな人らの情報があった場合、十分な警戒活動を行うとともに、聞き込みや防犯カメラの捜査で犯罪グループの下見の情報を把握した上で、強盗などを実行する前の検挙に努めるよう求めた。(藤田大道)