宇部市の民家で高齢男性を殺害した疑いで21日に逮捕された、宇部市に住む61歳の男の身柄が山口地方検察庁に送られました。 殺人の疑いで送検されたのは、宇部市黒石北の無職尾原 己三雄容疑者61歳です。 尾原容疑者はことし1月下旬、宇部市中山に住む無職古谷歳雄さん74歳の頭などを複数回殴るなどし、死亡させた疑いがもたれています。 警察はこれまでに被害者や容疑者の自宅を捜索するなどして凶器とみられる鈍器のようなものを複数押収しています。 中には血痕が残っているものもあるということです。 警察の調べに対し尾原容疑者は「知らない、黙秘します」と供述しているということです。 2人は知人関係だったということで警察は動機などについて詳しく調べています。 尾原容疑者は市内のコンビニのATMで不正に入手したキャッシュカードを使って合わせて現金13万円あまりを盗んだとして窃盗の罪でも逮捕・起訴されています。 【アナウンサー】 今回の一連の事件の経緯を、こちらカレンダーで整理しておきます。 発覚したのはいまから3か月以上前の2月9日でした。 古谷さんの自宅を定期訪問をした市の職員が部屋で倒れている古谷さんを発見し事件が明らかになりました。 その前日の8日には殺人容疑で逮捕された尾原容疑者が市内のコンビニのATMで不正に入手したキャッシュカードを使って現金3万6000円を引き出したとして、のちに窃盗容疑で逮捕。 さらに4日後の13日も同様に現金9万5000円を引き出したとして、こちらも窃盗の容疑で 逮捕されています。 いずれも起訴されています。 警察の捜査によると古谷さんが暴行を受けたのはさらにさかのぼった1月下旬ごろ。頭などを複数回殴られたとみられ、死亡した時期は2月初頭とみられています。 殺人容疑を「黙秘」している尾原容疑者は窃盗事件についても「不正に引き出していない」「ノーコメント」などと供述していたということです。 警察は尾原容疑者が起訴されている窃盗事件と今回の殺人事件との関連や2人の間に何らかのトラブルがなかったかなど動機の解明を進めています。