e-Taxで虚偽申告か、自衛隊の非常勤職員(47)ら逮捕…広域詐欺事件の逮捕者は18人、被害額は約2240万円に

e-Tax(イータックス)を利用した詐欺事件で、沖縄県の男が再逮捕され、新たに自衛隊高知地方協力本部の非常勤職員の男が逮捕されました。 逮捕されたのは、沖縄県の無職名嘉祥芙(なか・しょうぶ)容疑者(43)と、高知市一宮東町の自衛隊高知地方協力本部総務課の非常勤職員・岡村泰彦(おかむら・やすひこ)容疑者(47)です。 県警によりますと2人は2024年9月から2025年1月までの間、高知県の税務署に対し、e-Tax=国税電子申告・納税システムを利用して虚偽の申告書を提出し、還付金およそ94万円をだましとった疑いが持たれています。新たに逮捕された岡村容疑者は確定申告の名義人で、だましとった還付金は岡村容疑者の口座に振り込まれていたということです。県警は2人の認否を明らかにしていません。 一連の詐欺事件では、これまでに18人が逮捕されていて、被害額はおよそ2240万円にのぼっています。県内の税務署の被害で逮捕者が出たのは初めてです。 職員の逮捕を受けて自衛隊高知地方協力本部の池戸雅浩(いけど・まさひろ)本部長は、「警察の捜査に最大限協力するとともに判明した事実に基づき、厳正な処分と再発防止策を講じる」とコメントしています。

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