東京・北区に住む40代の男性が、警察官を装った「あなたの口座が犯罪に加担しており、逮捕されるかもしれない」という電話を信じ、暗号資産あわせて1億8000万円分をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。 警視庁によりますと、2026年1月、東京・北区に住む40代の男性に警察官を装った人物から「あなたの口座資金が犯罪に加担しており、保釈金などを支払うことができなければ、逮捕されるかもしれません」などと電話がありました。 電話をかけてきた人物らはいずれも「サイバー課」の警察官を名乗り、「保釈金は暗号資産で送金してください」などと男性に説明しトークアプリに誘導させた上で、「裁判官名の同意書」や「確認書」などを送り、信じ込ませていたということです。 その後、男性はトークアプリのミーティング機能で、1月から今月にかけてほとんどの時間を音声をつないだままの状態にされ、その間に暗号資産の口座を開設させられて、20回以上にわたり暗号資産あわせて1億8000万円分を送金したということです。 男性は「ずっと音声を聞かれている状態で 監視化に置かれていると思い、支払ってしまった」などと話しているということです。 警視庁は手口などから「トクリュウ」の可能性も視野に捜査しています。 また、警察庁によりますと警察官をかたって現金などをだまし取る、「偽警察官詐欺」は増加傾向で、去年1年間の全国での認知件数は1万件以上で、被害額は1000億円にのぼるということです。 また、今回の被害のような暗号資産送信型詐欺の認知件数についても去年から増加傾向にあるということで、警察庁は「警察がトークアプリで個人的に連絡することや、支払いを求めることはない」として注意を呼びかけています。