認知症の80代女性にマンション契約…300万円詐取容疑で男2人逮捕 郵便局に連れ自覚ないまま振り込み 同様被害相次ぐ

認知症の高齢女性にマンションの売買契約を結ばせた疑いで、男2人が逮捕されました。 認知症の高齢者を狙った被害が相次いでいて、注意が呼びかけられています。 狙われる認知症や認知症の疑いのある高齢者。 判断能力の乏しさにつけ込みマンションなどの不動産を売りつけられる被害が今、相次いでいます。 親族が被害に遭った人: 通帳を見せられて「これなんだと思う?」って…。何か物件買ったことになっているよね?って(私が)言ったら、(親族は)「買ったつもりはないよ」って…。 こうした事案と同様のケースなのでしょうか。 不動産会社の元社員ら2人の男が警視庁に逮捕されました。 準詐欺の疑いで逮捕されたのは、元不動産会社社員の富塚健二容疑者(40)。 そして、東京・江戸川区の会社員・村井謙太郎容疑者(48)です。 富塚容疑者らは2024年2月、都内に住む認知症の80代の女性にマンション一室の売買契約を結ばせ、現金300万円余りを振り込ませた疑いが持たれています。 事件は80代の認知症女性の親族からの「詐欺に遭いました。親族が308万円を振り込んでしまった」という110番通報で発覚しました。 この被害者の自宅には不動産の契約書類が投函(とうかん)されていて、書類には本人の印鑑が押されていた一方、被害者本人にはその認識がなかったといいます。 そして、近所にある郵便局の防犯カメラには容疑者らが被害者を郵便局に連れ、振り込みの手続きをする様子が記録されていました。 今回、逮捕された2人のうち富塚容疑者については、認知症の男性に約2000万円のマンション購入契約を結ばせるなどして、これまで千葉県警に2度逮捕されていました。 狙われる認知症などの高齢者。 3年前にマンション契約を結ばされる被害に遭った、認知症高齢者の親族だという女性。 通帳を見せられ驚いたといいます。 親族が被害に遭った人: 1000万円と600万円の振り込み履歴だったんです。何これ?って聞いたら「わからないの」って…。 本人の自覚がないまま、インターネットバンキングで合わせて1600万円を振り込んだといいます。 購入したという物件は…。 親族が被害に遭った人: 前の所有者さんは130万円で売ってるんですね。(親族は)1600万円で買っている。 この認知症高齢者の自宅には、保険代理業を自称する人物が出入りしていたことをあとで知ったといいます。 元埼玉県警の佐々木成三さんはこうしたケースが今、増えていると指摘します。 元埼玉県警・佐々木成三さん: 認知症の方をターゲットにすると、契約内容を失念する、こういった形が多いので、かなりしつこく強要めいて契約を結ぶ。録画機能がついてるドアホン、こういったツールというのは必要。 今回、逮捕された2人は警視庁の調べに「会社からは正規な仕事を受けていた」などと話し、容疑を否認しているということです。

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