川崎市内のコンビニで万引きをした20歳の女子大学生に対し「前科ついちゃうよ」などと脅して現金10万円を脅し取った疑いで元店長の男(53)が逮捕された。 警察から表彰されたこともある男の“転機”は、約2年前に万引き犯から持ち掛けられた“示談金”だったという。 ◆金を受け取った後に警察に連絡し発覚 19日午前8時過ぎ、うつむきながら神奈川・多摩署から出てきた男。 万引きをした女子大学生から示談金として、現金を脅し取った疑いで逮捕された望月彰容疑者(53)だ。 自身が店長を務めていたコンビニで同様の手口を複数回繰り返していた。 事件発覚のきっかけは4月、川崎市内のコンビニで20歳の女子大学生が990円の化粧品を万引きしたことだった。店長だった望月容疑者は女子大学生に対しこう詰め寄る。 望月容疑者: 弁済してもらわないと、今いくら持っているの? 万引きした女子大学生: 手持ちは5000円あるので、弁済させてください。 望月容疑者: そんなんじゃ話にならない。口座にいくら入ってるの? 女子大学生が「自由になるお金は4万円くらい」と答えると、望月容疑者はこう詰め寄った。 望月容疑者: 4万円では許されないよ! ここで被害届を出すか出さないかであなたの人生変わるよ! いいの?前科ついちゃうよ。 などと脅し、ATMで現金を下ろさせたあと、警察に連絡する。 ところが、警察から事情を聞かれていた女子大学生が「脅されて10万円を払った」などと話し、事件が発覚した。 ◆詐欺被害防ぎ警察に表彰された過去も 事件をめぐっては5月、30代男性からも50万円を脅し取ろうとして逮捕されている。 同様の犯行を繰り返していたとみられる望月容疑者だが、約10年前には店長を務めていた神奈川・座間市にあるコンビニで、架空請求詐欺を防いだとして警察から表彰されていた。 しかし、約2年前に取り押さえた万引き犯から示談を持ちかけられ、現金3万円を手にしたことがきっかけで一変。 「示談金をもらえば臨時収入が入る」と味を占め、同様の犯行を繰り返していたとみられている。 調べに対し、望月容疑者は「2年間でだいたい200万円は受け取った。車の購入費用などにあてた」などと話すも、女子大学生への恐喝容疑については記憶がないと否認しているという。 (「イット!」6月19日放送より)