「再審開始」に向け弁護側が新証拠の開示請求 42年前の日野町事件 最高裁の特別抗告棄却で検察側は有罪主張を断念

1984年に滋賀・日野町で起きた強盗殺人事件をめぐる再審(やり直しの裁判)を前に、弁護側が検察側に対し、新たな証拠の開示請求を行いました。証拠の中には被害者の遺体から採取された『爪』などが含まれていて、弁護側は犯人の手掛かりに繋がる重要な証拠だとしています。 1984年、滋賀・日野町の酒店で、経営者の女性が殺害され金庫が奪われた、いわゆる「日野町事件」では、常連客だった阪原弘さんが強盗殺人の罪で無期懲役が確定し、服役中に病死しました。遺族らは再審(裁判のやり直し)を求め続け、今年2月、最高裁が再審開始を認めました。 再審を前に、現在は裁判所・検察・弁護団による三者協議が開かれていて、先月、検察側が最高裁の決定を「重く受け止める」とし、有罪立証のための新たな立証を行わない方針を明らかにしています。 これを受け、先月30日に弁護側が検察側に対し、新たな証拠の開示を請求しました。証拠の中には、被害者の遺体から採取された爪や皮膚片が含まれていて、弁護側は「犯人の手掛かりに繋がり、阪原さんが無罪であることを一層明らかにする」などと主張しています。また、供述調書についても「事件発生時に間近い時期に作成されているはず」だと主張しています。 次回の三者協議は来月14日で、検察側が開示請求に応じない場合について、大津地裁に対し、証拠開示命令を出すようにも求めています。

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