政府系金融機関の元職員の男が、高額融資の便宜を図った見返りに、融資先の社長から高級腕時計を受け取ったとして、愛知県警に逮捕されました。 収賄の疑いで逮捕されたのは、「日本政策金融公庫」の元職員・松田貴大容疑者(35)です。 警察によりますと、松田容疑者は2021年10月、勤務していた名古屋支店で宝飾品などを販売する2つの会社の融資をめぐり便宜を図った見返りに、高級腕時計1点・販売価格924万円相当を受け取った疑いがもたれています。 2社は、あわせて4億3000万円の融資を受けたということです。 当時、松田容疑者は中小企業に対する融資の貸付りん議書の作成などを担当していましたが、2024年7月に懲戒解雇されていました。 警察は、松田容疑者の認否を明らかにしていませんが、2社の融資額を引き上げられるように取り計らったとみて、調べを進めています。 元職員の逮捕を受け、日本政策金融公庫は「信頼を第一とする政策金融機関である公庫においてこのような 事態が発生したことを重く受け止めております」などとコメントしています。 日本政策金融公庫は、国が100%出資する政府系金融機関で、職員は収賄罪の適用対象となります。