【AFP=時事】国際刑事裁判所(ICC)は24日、カリム・カーン主任検察官(56)が女性職員に性的暴行を加えたとされる問題を巡り、同氏の解任を決めた。 カーン氏は先月に停職処分を受け、その後行われた無記名投票において、125の締約国のうち82か国が「深刻な非行および深刻な義務違反」を理由に同氏の解任に賛成票を投じた。 関係者がAFPに語ったところによると、米ニューヨークの国連本部で行われた非公開セッションにおいて、カーン氏の留任に投票したのは13か国のみだった。15か国が棄権し、一部の加盟国は採決を欠席した。 2021年から主任検察官を務めていたカーン氏は、容疑を全面的に否認している。また、カーン氏の弁護士は、同氏が「あらゆる法的手続きを通じて、この決定の正当性と公平性に異議を申し立てる」と表明している。 カーン氏は在任中、パレスチナ自治区ガザ地区の情勢を巡って、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアブ・ガラント前国防相に対する逮捕状を請求し、発付させていた。これを巡ってカーン氏は、ICCの裁判官数人とともに米国の制裁対象となっていた。 米政府は解任を歓迎し、カーン氏を「制度的腐敗の象徴」と断じている。【翻訳編集】 AFPBB News