3800万円、特種詐欺で被害 三重・明和の60代男性 偽の逮捕状でだまされる

三重県警松阪署は30日、三重県多気郡明和町の公務員の60代男性が警察官などを装った人物にだまされ、1900万円相当の暗号資産と現金1900万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生したと発表した。計3800万円に上る被害額は同署管内では4月以降最多。 同署によると、今月1日、男性の携帯電話にドコモ西日本カスタマーセンターの「くまざわ」を名乗る者から「あなたの電話番号が不正に使われている」などと電話があった。次に警視庁捜査2課係長の「はっとり」と名乗る者が「資金洗浄を調べている」「あなたの名前の口座が使われている」「協力してくれるなら逮捕を保留する」などと言われた。 その後、やりとりはLINEに移り、検事の「よしおか」と名乗る者から、「捜査の一環としてあなたの資金を確認する」などと言われた。男性は「身に覚えがない」と否定したが、再び「はっとり」に代わり、自分の名前が書かれた偽の逮捕状をLINE上で見せられ「公に捜査していないので、協力してくれれば逮捕を保留する」などと言われ、協力することにした。次に資金調査名目として「暗号資産『イーサリアム』を指定されたアドレスに送信してください」などと言われた。 男性は自宅から、暗号資産取引所サイトを通して、7月3日に800万円相当と6日に1000万円相当、7日に100万円相当の暗号資産を、それぞれ指定されたアドレスに送信した。 さらに9日に現金450万円と11日に1000万円、15日に450万円を、それぞれ袋に入れ、男性の個人宅フェンス下に置く指示があったため従い、その後、何者かに持ち去られた。 その後、 ニュースで見た詐欺の手口と同じだったため、男性は被害に気付き、15日に同署を訪れ相談。同署の捜査の結果、特殊詐欺事件と判明し30日に男性からの被害届を受理した。

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