大阪府河内長野市の路上で4日夜、刃物を持っていた男性に対し、警察官が拳銃を発砲した。男性は公務執行妨害などの容疑で現行犯逮捕されたが、その後に病院で死亡。府警は5日、死亡したのは近くの無職、土屋重吉容疑者(60)で、死因は胸を撃たれたことによる出血性ショックだったと明らかにした。 府警捜査1課によると、4日午後7時ごろ、河内長野市木戸西町3付近で「男性が刃物を所持して暴れている」と110番があった。駆けつけた河内長野署地域課の男性巡査部長(32)が、路上で包丁を持っていた土屋容疑者を発見。「警察や。包丁を捨てろ」と警告した上で、上空に向かって1発、威嚇射撃した。それでも土屋容疑者が従わず向かってきたため、2発目を撃ったところ、左胸に当たったという。 土屋容疑者が持っていた包丁は刃体約16センチ。司法解剖の結果、銃弾は肺などを貫通していた。巡査部長らにけがはなかった。 府警の柴田延明・警務課長は「発砲の要件を満たしているが、詳細については調査中」とコメントした。【大坪菜々美】