マスクを着け、グレーのカーディガンを着た女。 うつむきながら警察署へと入っていきました。 アニメが好きだったという女は、キャラクターグッズを大量に注文してはキャンセルする妨害行為を繰り返していたというのです。 キャンセル総額は実に43億円以上。 逮捕されたのは、飲食店従業員の吉田麻祐容疑者(32)です。 吉田容疑者は2024年から2025年にかけて、集英社のオンラインショップで「少年ジャンプ」の関連グッズを大量に注文しておきながらキャンセルし、社員らの業務を妨害した疑いが持たれています。 吉田容疑者は「アニメ全般が好きなので、キャラクターグッズを見ることができるオンラインストアが好きでした。購入する気もないのに(グッズを)注文した件数は合計2000件以上です」と供述しています。 容疑者のキャンセルの手口は2つ。 1つ目は、コンビニへの前払いで注文したにもかかわらず、指定された期限内までに支払わないというもの。 この手口で吉田容疑者がキャンセルした商品の総額は43億円に上るとみられています。 そして、2つ目の手口は代引き決済で自宅などに届いた商品を受け取らないというもの。 容疑者が代引きでキャンセルした注文は2100件以上あり、集英社は配送費用などで約750万円の損害を被っています。 今から6年前にオンラインショップの利用を開始した吉田容疑者。 そのころは、注文したグッズを受け取っていたといいます。 しかし、2023年10月ごろになると商品を大量に注文してはキャンセルするようになり、こうした妨害行為は2年ほど続いたといいます。 犯行に使用したアカウントは238個に及んでいました。 容疑者は、なぜグッズを注文し大量キャンセルを繰り返したのでしょうか。 警視庁の調べに対し、容疑者は「日々の生活でストレスがたまり、商品が品切れする前に購入すると満足感が得られ、気持ちがスッキリしたからです。集英社に恨みがあったわけではありません」と供述し、容疑を認めています。 集英社はFNNの取材に対し、「『ジャンプキャラクターズストア』をご利用の皆さまの公平な購入機会が長期間にわたり阻害されてしまったことを重く見まして、警視庁には厳正なる処分を求めました」とコメントしています。