元世界王者テテさん射殺事件で4人逮捕 首謀者22歳の男は車イスで出廷…殺害を依頼した疑い=現地報道

ボクシングの元世界2階級制覇王者ゾラニ・テテさん(南アフリカ)が射殺された事件で、警察当局が容疑者4人を逮捕したと複数の現地メディアが報じた。事件は現地時間21日の午後6時半ごろ、南アフリカの東ケープ州ムダンツァネにあるテテさんの自宅前で発生。テテさんは車内で自宅の門が開くのを待っていたところを襲撃され、38歳で死去。同乗していた27歳の女性は負傷し、現在も入院している。 南アフリカのメディア「SCROLLA」は「ゾラニ・テテ氏が自宅前で射殺された事件を受け、警察は22歳から28歳までの容疑者4人を逮捕した」「22歳の男が殺人および(女性に対する)殺人未遂の容疑で起訴されており、警察は捜査の進展に伴い、さらなる逮捕者が出る可能性があるとしている」と報じた。また、現地時間26日にテテさんの追悼式が開かれ、29日に葬儀が行われると伝えた。 また、同国メディア「ALGOA FM」は「ゾラニ・テテ氏殺害事件の首謀者とされる人物が法廷に出廷」と報道。「22歳の男が月曜日(24日)、ムダンツァネ治安判事裁判所に出廷した。彼はテテ氏殺害事件で逮捕された4人の容疑者のうちの1人である。車イス生活を送るウズゾレ・ゴクワナ被告は(傍聴人で)満員の法廷に車イスで運び込まれた。彼はテテ氏への殺害を依頼した疑いが持たれている」と伝えた。 弁護側は被告の健康状態を理由に保釈を要求。一方で、検察側は保釈すれば被告自身が命の危険にさらされることや、証拠改ざんの可能性があることから反対しているという。 テテさんは2017年のWBO世界バンタム級タイトルマッチに王者として臨み、世界戦史上最速の開始11秒でKO勝ち。世界に衝撃を与えた。22年にはドーピング違反による出場停止処分を受け、今年7月に処分が満了。復帰に向けて準備を進めていた。 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は22日に自身の「X」を更新し、生前のテテさんとの2ショット写真とともに追悼メッセージを投稿した。

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