老舗旅館「長栄館」2026年夏ごろ営業再開へ 取得する投資会社が会見 岩手県雫石町

経営が悪化し2024年6月で営業を停止した岩手県雫石町の老舗旅館「長栄館」を東京の投資会社が取得することになり4月17日に会見を開きました。 2026年夏ごろに営業を再開する方針です。 NBIホールディングス 金谷隆行社長 「本日、岩手鶯宿温泉の長栄館の不動産売買契約を締結したので報告します」 17日は長栄館の事業を再建する東京の投資会社NBIホールディングスが県庁で会見を開きました。 1952年に創業した雫石町の老舗旅館「長栄館」は、宿泊者数の減少などで債務超過に陥り2024年2月破綻手続き開始の決定を受け6月に営業を停止しています。 また元社長が新型コロナウイルス対策の国の補助金をだまし取ったとして逮捕・起訴されていて、この影響もあり事業の譲渡先を巡る交渉が難航していました。 NBIホールディングスでは長栄館が全国屈指の豊富な温泉を保有していることなどから多くの観光客を誘致できると考え、子会社を通じて土地と建物を取得することにしました。 経営・運営は外部の会社に任せる予定で、今後温泉や客室などの改修工事に着手するということです。28億円あまりに上る負債は受け継ぎません。 NBIホールディングス 金谷隆行社長 「私どもの手でどうにか再建できないかと今回チャンスをもらい取得する運びとなった。長栄館の魅力は生かしながら経営効率を上げていくような投資をしたい」 長栄館の営業再開は2026年夏ごろを予定しています。

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