7日午後7時ごろ、東京・文京区の東京メトロ南北線・東大前駅で男性が刃物で切りつけられる事件があり、警視庁は住居・職業不詳の43歳の男を殺人未遂の疑いで逮捕しました。 警視庁によりますと戸田佳孝容疑者は、7日午後7時ごろ、文京区の東京メトロ南北線・東大前駅のホームで、電車に乗り込もうとしていた20代の男性の頭などを包丁で切りつけ、殺害しようとした疑いが持たれています。 切りつけられた男性は頭にけがをして病院に搬送されましたが、意識はあるということです。 戸田容疑者はその後、到着した電車に乗ろうとしましたが、乗り合わせていた警察官と乗客の男性により、取り押さえられたということです。 その際、取り押さえた乗客の男性が右手の指を切り、全治1か月の怪我をしました。 ホームで、凶器とみられる刃渡り20センチほどの包丁が押収されています。 当時現場にいた人 「ケガされた方はここら辺に包帯が、ここら辺に血が流れていたのは分かりました」 調べに対し、戸田容疑者は黙秘していますが、被害者の話などから戸田容疑者と被害者に面識はないとみられ、警視庁が詳しい経緯を調べています。