何者かと共謀し、新潟県村上市の80代男性から現金300万円を騙し取った疑いで、25歳の男が逮捕されました。男は、湯沢町に住む70代女性から現金100万円を騙し取った疑いで4月に逮捕されていて、その後の捜査で関与が浮上したということです。 特殊詐欺（オレオレ詐欺）の疑いで逮捕されたのは、千葉県流山市前ヶ崎に住む無職の男（25）です。 警察によりますと、男は去年11月21日から22日にかけて、何者かと共謀し、共犯者が村上市に住む80代男性の自宅や男性の妻の携帯電話に、息子を騙って電話を掛けました。 そして、「職場の女性事務員を妊娠させてしまい、示談金300万円が必要になった」「弁護士がお金を受け取りに行くから、その人に渡して」などと至急現金を必要としているなどと話したということです。 その後、弁護士に成りすました男が新潟市東区で80代男性から現金300万円を受け取り、騙し取った疑いがもたれています。 男は同様の手口で湯沢町の70代女性から現金100万円を騙し取った疑いで今年4月17日に逮捕されていて、その後の捜査で今回の犯行への関与が浮上したということです。 警察は男の認否について捜査に支障があるとして明らかにしておらず、引き続き事件の背後関係や余罪について調べを進めているとしています。