大分市内の自宅床下に死体を遺棄した疑いで15日、無職の男が逮捕されました。遺体は93歳の母親とみられ、警察が動機について調べています。 死体遺棄の疑いで逮捕・送検されたのは大分市大平の無職、小野忠浩容疑者(57)です。小野容疑者は去年10月から12月にかけて自宅に死体を遺棄していた疑いが持たれています。 警察によりますと遺体は同居していた93歳の母親とみられ、去年12月に親族から行方不明届が出されていました。 (近所の人)「息子を見かけたことがない。いらっしゃるのは知っていたんですけど、母親が行方不明になって、早く見つかってくれるといいなと思っていた」 警察はその後、行方がわからなくなった母親を捜していましたが、事件性があるとして15日自宅を捜索したところ、床下から白骨化した1人の遺体が見つかり、小野容疑者を逮捕しました。 司法解剖の結果、遺体は女性で死因は判明しませんでした。 調べに対し、小野容疑者は「遺体は母親で遺棄したことに間違いありません」と容疑を認めているということす。警察が引き続き遺体の身元の特定とともに、動機などについて捜査を進めています。