保険会社から保険金をだまし取ろうと故意に交通事故を起こしたとして、警視庁蒲田署は、詐欺未遂の疑いで、住居不定、職業不詳の会田祐輔容疑者(40)を逮捕した。調べに対し、「弁護人が来てから話す」と供述している。同署は2月に、会田容疑者の知人の男女3人を共犯者として同容疑で逮捕していた。 逮捕容疑は共謀の上、昨年4月21日、東京都大田区にあるコンビニエンスストア駐車場内で共犯の2人が運転するレンタカーを、駐車した自身の高級自動車に故意にぶつけさせ、レンタカーが加入する保険会社から保険金をだまし取ろうとしたとしている。 同署によると保険会社側がレンタカーに乗っていた2人の説明に不審点を感じて尋ねたところ、「わざと当てた」と話したという。相談を受けた同署が3人を逮捕したが会田容疑者は逃走。同署は3月に指名手配した。今月23日、池袋駅周辺で会田容疑者を発見し、取り押さえた。