宝くじの高額当せんを占いで当てるとうそをついて現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は4日、詐欺の疑いで、東京都板橋区舟渡、職業不詳青木雄也容疑者(44)と新宿区百人町、職業不詳佐野誠容疑者(42)ら男女8人を逮捕した。捜査2課は、青木容疑者と佐野容疑者が指示役とみている。 捜査2課によると、グループの関連口座には2023年8月~今年2月、全国の10人ほどから現金約5千万円が振り込まれていた。 8人のうち青木容疑者や佐野容疑者ら7人の逮捕容疑は24年5月以降、熊本県の70代女性にメールを送りつけて「占い館」というインターネットサイトに誘導し、宝くじの高額当せんを必ず引き当てるなどとうそを言い、占い鑑定料名目で現金約737万円などをだまし取った疑い。残る1人の逮捕容疑はそのうち約446万円分に関与した疑い。 捜査2課は8人の認否を明らかにしていない。