山口県の周南市文化振興財団の新たな理事長に西京銀行会長の平岡英雄さんが就任しました。 これまで理事長は歴代の市長が務めていて、初めて兼任が解かれました。 6月12日に開かれた評議会で、周南市文化振興財団の理事7人、監事2人が全員入れ代わる新体制が決まりました。 新たに理事長に就任したのは、西京銀行会長の平岡英雄さんです。 財団では2023年、コンサートの売り上げ金など1億5000万円あまりの使途不明金が発覚し、元職員の男2人が逮捕・起訴されています。2024年、財団が会計業務と出納業務を同一人物が行わないなどの再発防止策を発表。「再発防止策のめどがたった」として、前の理事長の藤井律子周南市長を含めた理事・監事9人が任期満了をもって全員退任しました。 これまで財団の理事長は歴代の市長が務めていて、今回初めて兼任が解かれたことになります。 平岡新理事長は「二度と不祥事を起こさせない組織風土の醸成に努め、再発防止の取組を着実に進め、信頼を回復するため全力を尽くしてまいる覚悟」とコメントしています。