(CNN) ブラジル南部サンタカタリーナ州プライアグランデで21日、気球が墜落し、少なくとも8人が死亡した。 ジョルジーニョ・メロ州知事がX(旧ツイッター)で明らかにした。気球には21人が乗っており、残る13人は生存している。 SNSに投稿された動画には、上空で気球が炎上し、その後しぼんで地面に落下する様子が映っている。現場を目撃した女性は地元メディアに「2人が上空から落ち、すぐにかごが壊れて気球が落ちた」と語った。 女性は墜落現場に駆けつけ、泥まみれでぼう然とする女性1人と足を引きずる男性1人の生存者、そして2人の遺体を確認したという。 ルラ大統領はXで「被害者遺族に連帯を示す」と表明し、救助と生存者支援に当たる州・市当局を連邦政府として支援する姿勢を示した。 プライアグランデは熱気球が盛んな観光地として知られる。 CNNブラジルによると、今回の事故は1週間足らずでブラジル国内で起きた気球事故の3件目。15日には飛行許可のない35人乗りの気球がサンパウロで墜落し、1人が死亡、操縦士が逮捕された。19日にもサンパウロ州で気球が落下したが、深刻な被害は出なかった。