フジテレビの親会社が午前10時から株主総会を開いています。このあと最大の焦点である、新たな経営陣の選任に入ります。会場前から中継です。 中居正広氏を発端とした問題の発覚からおよそ半年。大株主のファンドが独自に提案する取締役候補が選ばれるかが総会の焦点です。 フジ・メディアHD 金光修 社長 「フジテレビジョンにおける一連の事案により、皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」 株主総会の冒頭、金光社長が一連の問題について謝罪し、改革案の説明や質疑応答が行われました。 ただ、出席している株主によりますと「役員も金銭的責任も果たすべき」という発言があり、大きな拍手もわいたということです。このあと経営陣の選任に入りますが、フジは社長候補の清水賢治氏を除く現体制の全員退任と、新たにファミリーマート元社長の澤田貴司氏ら11人を提案。 一方、対立する大株主のファンドは、SBIの北尾吉孝会長ら12人を独自に提案しています。 株主60代(ダルトンに賛同) 「もうざっくり今の提案が不十分だというダルトンさんの意見に賛成。昔のあれを引きずってる部分があるからこそ、最近の不祥事も起きてるんじゃないか」 株主 「いいところもたくさんある会社だと思っている。そこまで変えちゃう、全否定する必要はないのかな」 会場には、フジと関係が深い堀江貴文氏も出席しています。 ファンドを除く大株主ではフジ有利とみられていますが、オンラインカジノ問題で社員が逮捕・書類送検されるなか、個人株主の判断がカギを握っています。