酒に酔って路上で寝ている人から盗んだクレジットカードを、買い取って不正に使用したとして、県警は暴力団幹部の男を再逮捕しました。 組織犯罪処罰法違反などの疑いで再逮捕されたのは、指定暴力団6代目山口組弘道会系幹部の56歳の男です。 県警によりますと、男は去年6月、他の男らと共謀して、不正に入手した他人名義のクレジットカードを使用し、横浜市内の量販店などでネックレス3本などをおよそ180万円で購入した疑いがもたれています。 横浜市内の歓楽街では、おととし夏頃から酒に酔って路上などで寝ている人から財布やスマホを盗む「仮睡者狙い」の窃盗事件が複数件確認されていて、男らは、窃盗事件の「実行役」からカード類を買い取って不正に使用し、購入した商品を転売したとみられています。 この事件をめぐっては、共犯者として40代から50代の男3人が逮捕されていて、3人の自宅などからは456人分の他人名義のカード類が見つかっているということです。 男は、このグループの「指示役」とみられていて、県警は余罪を含め詳しく調べています。