スクエニ、ゲームアプリの“不正課金”について声明を発表。依頼者も罪に問われる可能性

スクウェア・エニックスは7月3日、公式サイトにて「ゲームアプリにおける不正課金に関するお知らせとユーザーの皆様へのお願い」を公開した。 これは、同社が提供するゲームアプリにおいて、複数名が2022年8月より2023年1月にかけてゲーム内通貨を不正に入手し、電子計算機使用詐欺の容疑で逮捕及び書類送検されたことを受けたもの。いずれも「課金代行」と称するリアルマネートレードサイトを介しており、NHKなどの報道によると3,000万円相当のゲーム内通貨が搾取され、12人が検挙された。 スクウェア・エニックスは不正課金行為のみならず、第三者へのアカウント譲渡・貸与を禁止しており、発見次第アカウントの停止措置が行なわれる。また、不正が疑われる事案を把握した際は警察への相談を行なうとともに、生じた損害について訴訟提起を含むあらゆる民事上の対抗手段を講じるとしている。今回の件においてもアカウント停止のほか、同アカウントの所持ユーザーには損害の全額について民事上の請求を行なっている。 不正取得したゲーム内通貨は、実際に使用していない場合でも、また不正行為をユーザー自身が直接行なっていない場合でも、自身のIDやパスワードを他人に教え、指定サービス以外の支払い手段で取得した時点で罪に問われる可能性がある。そのため、同社は指定の決済サービスのみを利用すること、そして不正課金や課金代行を助長するような行為は規約で禁止されているため控えるようアナウンスしている。 同社は「今後も、皆様に安心してご利用頂ける製品・サービス創りにより一層尽力してまいります。引き続き皆様からの温かなご理解・ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます」とコメントしている。 (C) SQUARE ENIX

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