事後強盗や窃盗の疑いで逮捕された広島南警察署会計課の男性職員(55)について、広島県警は4日、停職1ヶ月の懲戒処分を発表しました。男性職員は4日付で辞職しています。 広島県警によりますと、男性職員はことし2月、広島市のリサイクルショップで、ジャンパーを盗んだうえ、追いかけてきた店員の足を複数回踏みつける暴行を加えたとして、事後強盗の疑いで現行犯逮捕されました。また3月にも、書店でブレスレットを盗んだ疑いで逮捕されていました。 男性職員は去年8月から病気休暇を取得。ことし2月からは休職していました。 広島地検はいずれも「情状全般を考慮した」として不起訴処分(起訴猶予)にしていました。 広島県警はこれらの容疑などに基づき、4日付で男性職員を停職1ヶ月の懲戒処分としました。処分にあたっては、病気の影響や検察庁の処分などを総合的に考慮の上、判断したということです。 これまでの捜査や聞き取りで男性職員は、「なぜ盗んだのかわからない」などと話しているということです。 広島県警の則宗啓司首席監察官は、「警察職員としてあるまじき行為であり、改めまして被害者及び県民の皆様に深くお詫び申し上げます」とコメントしています。