7日、湯沢町三国地内のトンネル内で男性が倒れているのが見つかった事故で、南魚沼署は8日、68歳の男を過失運転致死などの容疑で逮捕しました。 逮捕されたのは、南魚沼郡湯沢町に住む無職の男(68)です。過失運転致死や救護措置や事故の申告をしなかった道路交通法違反の疑いがもたれています。 警察によると、男は7日午前10時46分頃、南魚沼郡湯沢町の国道のトンネル内で軽自動車を運転していたところ、東京都日野市に住む男性(63)と衝突し、救護の措置などをとることなく逃走したひき逃げの疑いです。 当時、男は1人で軽自動車を運転していて、男にケガはなかったということです。 8日午前6時14分、南魚沼署と県警交通指導課が男を逮捕しました。目撃者の証言や現場の捜査などから逮捕に至ったということです。 警察の調べに対し、男は事故を起こしたことは認めているものの「人とは思わなかった」と容疑を一部否認しているということです。 当時、トンネルを車で通っていた人が「二居(ふたい)トンネルの中で男性が倒れている。意識と呼吸がなく心臓マッサージを実施している」という旨を消防に通報。男性は外傷があり出血も見られ意識不明の重体で病院に搬送されていましたが、その後、多発外傷により死亡が確認されました。 トンネルは対面通行の片側1車線。全長は約1.3㎞で、男性はトンネルの真ん中あたりで倒れていたということです。 トンネル内には自転車も残されていて警察は他の車との接触があった可能性なども含めて事故の詳しい原因を調べていました。