他人の楽天ポイントを不正利用して商品を購入したとして、兵庫県警国際捜査課と相生署などは9日、不正アクセス禁止法違反と詐欺などの疑いで、ともにベトナム国籍で大阪市浪速区に住む職業不詳の男(24)と会社員の男(24)を逮捕した。 2人の逮捕容疑は何者からと共謀して1月13日、県内の40代女性ら3人の楽天アカウントに不正アクセスし、男らが持つ楽天ポイントカードの情報を登録。大阪市中央区の家電量販店で同カードを提示し、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」やゲームソフト計7点(販売価格計12万6819円)をだまし取った疑い。同課の調べにともに容疑を否認している。 同課によると、男らは被害女性らが所有していた計約7万8千円相当のポイントを使い、残額は現金で支払っていたという。 事件は今年1月、県内に住む別の女性が「楽天ポイントを不正利用された」と県警に相談したことがきっかけで判明した。同課は転売目的とみており、指示役や購入に関わった人物がほかにもいるとみて、捜査を進める。