建築工事代金の支払いなどをめぐるトラブルから取引先の男性を監禁し、暴行を加え重傷を負わせたとして、建築会社の代表の男ら7人が警視庁に逮捕されたことがわかりました。 捜査関係者によりますと、逮捕監禁傷害の疑いで逮捕されたのは、建築会社の代表・大城優斗容疑者(24)と東京・板橋区の職業不詳・本谷拓磨容疑者(24)、東京・豊島区の職業不詳・鈴木斗樹也容疑者(25)ら7人です。 大城容疑者らは共謀し、今年1月下旬から4月下旬にかけて、取引先の30代の男性に対して都内のホテルやトランクルームなどに監禁したうえ、熱湯を手足にかけたり金づちのようなもので手を叩いたりするなどの暴行を加えて重傷を負わせた疑いがもたれています。 被害者の男性の会社は、大城容疑者の建築会社に内装の仕事を依頼していましたが、「クロスが浮いている」などとして仕上がりをめぐってトラブルとなり、内装のやり直しや代金の支払いについて今年1月、男性が話し合いに来たところ、大城容疑者に監禁されたということです。 大城容疑者らはその後もおよそ3か月間、十数か所のホテルやトランクルームを転々としながら、男性に暴行を続けていたということです。 警視庁は、関係者から相談があり男性の行方を捜していましたが、4月下旬、東京・豊島区で大城容疑者らと男性が乗るワゴン車とタクシーがぶつかる交通事故があり、大城容疑者らが男性を現場に残し、その場から逃走していました。 警視庁は詳しいいきさつなど調べています。