永守すみれ氏 教員わいせつ事案、抑止の構内防カメ設置に「子供による盗撮、いじめを防ぐ意味でも…」

ネット上で盗撮など違法画像のパトロールなど活動を行っているNPO法人「ひいらぎネット」の永守すみれ代表が20日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。教員による児童生徒へのわいせつ事案などが全国で相次いで発覚していることに言及した。 教員による児童生徒へのわいせつ事案では、女子児童の盗撮画像を交流サイト(SNS)のグループチャットで共有したとして、名古屋市立小の教諭らが逮捕された他、埼玉、広島、福岡の各県でも児童にわいせつな行為をしようとしたり、生徒の着替えを盗撮したりしたなどとして逮捕されている。 文部科学省は10日、都道府県・政令指定都市教育委員会の教育長らを集めた緊急会議をオンラインで開き、望月禎・初等中等教育局長は「教育界を揺るがすような大変ゆゆしき事態。教員による性暴力は根絶しないといけない」と述べ、服務規律の徹底を改めて求めた。また、阿部俊子文部科学相は15日の閣議後記者会見で、教員採用時に児童生徒へのわいせつ行為に関する処分歴を国のデータベース(DB)で確認しているかどうかについて、全国の教育委員会や学校法人に対し実態調査を行う考えを示した。 番組では、抑止策として、校内での防犯カメラの設置について、阿部文科相が「1対1、または少人数となる場面など複数の人の目が届きにくい限定的な場面での活用は考えられる」との見解を示したことや、私立・新渡戸文化学校(東京都中野区)の遠藤崇之校長補佐の「カメラに映らない場所での犯行や映像が悪用される可能性があるため慎重な運用が必要」というコメントを紹介した。 永守氏は「私が活動(ネット上の違法画像のパトロール)をしていると、教員によるものだけでなく、おそらく生徒が盗撮した画像、動画もある。教員による加害を防ぐだけでなく子供の加害、それは盗撮だけでなくいじめなどもなんですが、そういったことを防ぐという意味でも防犯カメラの設置は意味があることだと感じています」と自身の見解を話した。

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