強盗容疑で逮捕され、勾留中に入院していた男が12時間にわたって逃走しました。 伊豆の国市の順天堂大学医学部付属 静岡病院。 男(54)が入院していたのは、7階の病室です 男は9月に富士宮市内のスーパーで食品1点を盗み、呼び止めた警備員にけがをさせたとして、強盗致傷の疑いで逮捕。 その後、傷害と常習的な窃盗の罪で起訴され、勾留中だった11月28日、箸で自分の腹を刺してけがをしたため、順天堂大学付属病院に入院していました。 「病院から犯人が逃走しています。」 男が逃走したとみられるのは、午前2時ごろ。 その直後には、病院近くの防犯カメラがその姿を捉えていました。 警察によりますと、当時は警察官2人が交代で、同じ病室内のカーテン越しに監視をしていたといいます。 本来はベッドなどの固定できるものにつないでおく手錠は、今回つながれていなかったとみられ、男は隙をついて、窓から逃げたとみられています。 窓には開閉を制限するストッパーがついていましたが、何らかの方法で、壊されていました。