20日夜、三重県松阪市の自宅で口論の末に父親を包丁で切り付け殺害しようとしたとして、28歳の男が逮捕されました。 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは松阪市の自称解体作業員・吉井勇人容疑者(28)です。 警察によりますと、吉井容疑者は20日午後8時ごろ、松阪市内の自宅アパートで同居する父親(40代)を自宅内にあった包丁で父親を切り付けて殺害しようとした疑いがもたれています。 自宅から上半身裸ではだしのまま逃げ出した父親が「同居する息子に殺すと言われ、刃物で切られた」と近くの交番に駆け込み、通報を受けた警察官が自宅にいた吉井容疑者を緊急逮捕しました。 父親は首や顔などに切り傷を負ったものの、命に別条はないということです。 調べに対し吉井容疑者は「包丁で切り付けたことは間違いないが、殺してやろうとは思っていない」などと容疑を否認しているということです。 犯行について「仕事のことで口論となった」と話しているということで、警察は詳しい経緯について調べています。