ブラジル前大統領にSNS利用禁止措置 その後投稿で…逮捕の可能性も

クーデターを企てたとして起訴されているブラジルのボルソナロ前大統領に対し、最高裁判所がSNSの利用を禁止する措置を出すなど、取り締まりを強化しています。 ブラジルのボルソナロ前大統領は、2022年の大統領選挙での敗北を覆すためクーデターを企てたとして起訴されていて、これについてアメリカのトランプ大統領は「魔女狩りだ」などと批判し、ブラジルからの輸入品に50%の関税を課すと通告しています。 ロイター通信などによりますと、ブラジルの最高裁判所は、ボルソナロ氏が裁判を妨害するためにトランプ政権を介入させた疑惑があると指摘しました。そのうえで、国外逃亡の恐れがあるとして、行動を監視する電子装置を足首に着用することや、自身と第三者を介したSNSの利用を禁止する措置を出しました。 ただ、その後もボルソナロ氏が演説を行う様子がSNSに投稿されたことから、最高裁判所は21日、ボルソナロ氏がSNSの利用禁止措置に違反したとして、24時間以内に釈明しない場合、逮捕する可能性があると警告しています。

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