100m女王リチャードソンが全米選手権を棄権 DVで逮捕

【AFP=時事】陸上女子短距離界のスター選手シャカリ・リチャードソン(米国)は1日、交際している男子短距離のクリスチャン・コールマン(米国)に対するドメスティックバイオレンス(DV)で数日前に逮捕されたことが明らかとなり、オレゴン州で開催されている世界陸上東京大会の予選を兼ねた全米選手権を棄権した。 100メートル現世界女王のリチャードソンは7月27日、パートナーのコールマンと激しく言い争った後、シアトル・タコマ国際空港で警察に拘束された。 当局の報告書によると、防犯ビデオの映像には2人が言い争う様子が映っていた。リチャードソンがコールマンを数回「強く突き飛ばした」とも記されており、リチャードソンはその後、ヘッドホンをコールマンに投げつけるなどした。 コールマンは捜査への参加を望まず、報告書には「被害者になることを拒否した」と記載されていた。リチャードソンは翌日、釈放された。 リチャードソンは7月31日に100メートルの予選に出場したが、その後全米陸上競技連盟(USATF)が同選手の大会棄権を発表した際に、逮捕のニュースが報じられた。 すでに東京世界陸上での100メートルの出場権を手にしているリチャードソンは、全米選手権への出場義務はなかった。予選では今季世界最速タイムとなる11秒07を記録している。 2021年東京五輪の米国代表選考会で100メートルで優勝したリチャードソンだったが、その後大麻に陽性反応を示したとして出場権を剥奪されている。【翻訳編集】 AFPBB News

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