「白タク」行為をしようとしたとして、台湾籍の男が逮捕されました。この日はクルーズ船の寄港に備え、警察が警戒していました。 道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区に住む、台湾籍の会社員、林鴻騰容疑者(37)です。 警察によりますと、林容疑者は8月5日午後1時15分ごろ、和歌山港近くの路上で、クルーズ船に乗ってやってきた台湾人観光客6人を自家用車に乗せ、運賃をもらう、いわゆる「白タク」行為をしようとした疑いが持たれています。 5日は和歌山港にクルーズ船が寄港するということで、警察が警戒を強めていたところ、複数の外国人が乗る自家用車を発見。乗車地から5分ほどの場所で、林容疑者に声をかけたということです。 林容疑者は観光客と事前にSNSでやりとりをしていて、和歌山港から大阪・ミナミまで往復で乗車させ、報酬として3万5000円を受け取る予定だったということです。 警察の取り調べに対し、林容疑者は「私が逮捕された理由となる事実を読み聞かせてもらい、よくわかりました。その通り間違いありません。」と容疑を認めているということです。 和歌山県内で白タク行為が摘発されるのは2例目だということです。