裁判所から別居中の49歳の妻や14歳の中学生の娘についての保護命令を受けていたにもかかわらず、7月26日から27日にかけて2人に計34回電話をかけるなどしたとして62歳の無職の男が逮捕されました。 男は「保護命令について納得できない気持ちがあった。保護命令が出て接触ができていないので連絡がしたかった」などと話し、容疑を認めているということです。 配偶者暴力防止法(DV防止法)違反の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区に住む62歳の無職の男です。 無職の男は、別居中の49歳の妻に対する暴力事件により、今年5月に裁判所から妻や14歳の中学生の娘についての保護命令(被害者への電話等禁止命令・被害者の子への電話等禁止命令)を受けたにもかかわらず (1) 7月26日午前10時15分ごろから午後6時半ごろまでの間、 23回にわたり妻の携帯電話に連続して電話をかける (2) 7月26日午前10時半ごろから午後10時半ごろまでの間、 11回にわたり娘の携帯電話に連続して電話をかける (3) 先月27日午前3時ごろ、妻の携帯電話に ”お金のことしか考えてないんだな”という趣旨のメッセージを送信して 名誉を害する事項を告げる 計3件の保護命令違反をした疑いが持たれています。 7月27日に妻が警察に相談して事件が発覚。 妻と娘のスマートフォンの記録を調べた結果、男の関与した疑いが浮上したということです。 取り調べに対し、62歳の無職の男は「間違いありません。保護命令について納得できない気持ちがあった。保護命令が出て接触ができていないので連絡がしたかった」などと話し、容疑を認めているということです。