米、ICC判事ら4人に制裁 イスラエル首相への逮捕状めぐり

【AFP=時事】米国は20日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相への逮捕状をめぐり、国際刑事裁判所(ICC)の判事と検事計4人に制裁を科した。6月にも判事4人を制裁対象に指定しており、攻撃を強めている。 マルコ・ルビオ国務長官は声明で、「ICCは国家安全保障上の脅威であり、米国およびその緊密な同盟国イスラエルに対する法廷闘争の道具となっている」と述べた。これはドナルド・トランプ大統領の支持者がよく使う表現だ。 ルビオ氏は、ICCが米国民とイスラエルの「同意なしに」両国民を捜査していると非難した。 新たに制裁を受けた4人は、ネタニヤフ氏の事件を担当しているフランスのニコラ・ギユー判事、カナダのキンバリー・プロスト判事、フィジーのナザット・シャミーム・カーン次席検事、ネガルのマメ・マンディアイ・ニアン検事。 これに対しICCは声明で、「公正な司法機関の独立性に対する甚だしい攻撃」だと非難した。 ICC検察局は、ネタニヤフ氏がイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区攻撃において、民間人を意図的に標的にし、飢餓を戦争手段として利用したことなどで、戦争犯罪および人道に対する罪を犯したと主張している。 ネタニヤフ氏は、ルビオ氏が「イスラエル国とイスラエル軍に対する虚偽の中傷キャンペーンに対する断固たる行動」を取ったと称賛した。【翻訳編集】 AFPBB News

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