人気ユーチューバーのポールが3階級制覇の悪童デービスと11・14対戦「ヤツがタンクなら俺はドローン」

世界的人気を誇るユーチューバー兼プロボクサーのジェイク・ポール(28=米国)が、3階級制覇のWBA世界ライト王者ジャーボンテ・“タンク”・デービス(30=同)との対戦決定を発表した。ポールが主宰する「MOST VALUABLE PROMOTIONS」が20日(日本時間21日)に発表したもので、11月14日に米ジョージア州アトランタのステートファーム・アリーナで開催するという。 20年にプロボクシングデビューし、ユーチューバーや元アスリートら相手に戦績を積み重ねてきたポールは、昨年11月に元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(当時58=米国)、今年6月には元WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(39=メキシコ)に判定勝ち。戦績を12勝(7KO)1敗とし、WBA世界クルーザー級14位にランクされている。 一方のデービスはスーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級の3階級を制した30勝(28KO)1分けの無敗王者。3月にWBAスーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(30=米国)と引き分けてデビューからの全勝がストップしたが、パンチを受けた際に膝をつくようなしぐさを見せ、コーナーへ向かってセコンドにタオルで顔を拭いてもらう“疑惑のダウン”が物議を醸した。元交際相手への暴行容疑で今年7月に逮捕されるなどトラブルメーカーとしても知られるが、かつて米リング誌選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)入りするなど、米国人ボクサーでは最も人気があるともいわれる。 両者の体重に差がありすぎるため、試合はエキシビションとなる見通し。キャリア最強の相手を迎え、今後さらにビッグネームとの対戦を希望するポールは、スポーツ専門局ESPNに「ヤツの愛称はタンクかもしれないが、俺はFPVドローンで、無力化しようとしている。確かにヤツはPFPファイターの一人だが、俺のモットーは誰にでも、いつでも、どこでも、不利でも負けないこと。自分の可能性を高く評価している。まずはダビデを殺し、次にゴリアテを倒す。世界はそれを目撃し、視聴率記録はさらに更新される」とコメントした。試合はNetflixが独占ライブ配信するという。

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