参院選で自民・阿部恭久氏に投票する見返りに報酬約束…パチンコ店「デルパラ」社長の男ら6人逮捕 期日前投票の用紙を撮影して送付→残業代として3000〜4000円と説明…従業員250人以上が約束か

先月行われた参院選で、自民党の比例代表候補者への投票の見返りとして、従業員に現金を渡す約束をしたとして、パチンコ店運営会社の社長ら男女6人が逮捕されました。 公職選挙法違反の疑いできのう警視庁や鳥取県警などの合同捜査本部に逮捕されたのは、東京に本社を置くパチンコ店運営会社「デルパラ」の社長の男(50)と幹部の男女ら、あわせて6人です。 鳥取県警によりますと、男らは先月の参院選に自民党の比例代表で立候補していた阿部恭久氏を当選させるため、従業員60人に対し、投票の見返りに現金3000円から4000円を支払う約束をした疑いが持たれています。 デルパラはおととし米子市から東京に本社を移しパチンコ店を鳥取県で6店舗、東京など7都県で25店舗展開していて、今年7月、幹部の2人が社長からの指示のもと各店の責任者に期日前投票で阿部氏に投票しその投票用紙を写真に撮って送れば残業代として社員は4000円、アルバイトには3000円払うと説明したということです。 実際に支払われた形跡は確認されていませんが、報酬を約束したのは現時点で従業員あわせて250人以上とみられ国政選挙でこれほどの数は異例だということです。 合同捜査本部では250人体制で捜査を進めています。 また、6人の認否について警察は共犯事件のため明らかにしていません。 阿部氏は、全国のパチンコ店でつくる業界団体の理事長を務めていて、参院選ではおよそ9万票を獲得していましたが落選しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする