「女房に手を出したべ」土建会社社長と元妻が「美人局」か SNSで知り合った男性に30万円要求

仙台市内で、いわゆる「美人局」とみられる恐喝未遂事件が発生した。 土建会社社長の男とその妻が共謀し、SNSで知り合った若い男性から現金を脅し取ろうとしたとして、警察に逮捕された。 恐喝未遂の疑いで逮捕されたのは、仙台市若林区に住む土建会社社長の男(53)と、その元妻で同居していた女(45)。 警察によると、男は今年7月、若林区の飲食店駐車場に停めた車内で、青葉区に住む20代の男性に対し、「うちの女房に手を出したべ」「お前逃げたら探せるし、俺に付いてくる若い衆もいるんだ」「いくら出せんのや」などと詰め寄り、現金30万円を脅し取ろうとした疑いがもたれている。 被害男性は、SNSを通じて女と知り合い、複数回にわたって実際に会っていたという。 ところがその後、男から「お前がやったことは強姦だからな」「こっちで被害届を出せば、お前は5年ムショに行く」などと電話で脅され、金銭を要求される事態に。 事件は、男性が警察に被害を訴えたことで発覚した。 実際に現金の受け渡しはなされておらず、警察は恐喝未遂事件として捜査を進めている。 調べに対し男は、「そういうことは言ったが恐喝したわけではない」と話し、女は「恐喝した覚えはない」として、いずれも容疑を否認している。 警察は、今回の手口が「美人局」を目的とした犯行だったとみて、余罪の有無も含め詳しい経緯を調べている。

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