2025年3月、北海道士別市の住宅から火が出て、親子3人が死傷した事件で、警察は、死亡した男性の妻を、男性に対する殺人と放火の疑いで、16日逮捕しました。 逮捕されたのは、士別市西2条15丁目の岩崎明子容疑者(76)です。 警察によりますと、岩崎容疑者は、2025年3月25日未明、当時住んでいた自宅に火をつけ、夫の信幸さん(当時81)を急性一酸化炭素中毒で殺害した疑いが持たれています。 住宅は全焼し、岩崎容疑者と、40代の娘もやけどを負いました。 警察は、家族への聞き取りなどの捜査を踏まえ、岩崎容疑者の回復を待って、事件から約半年経った16日逮捕しました。 警察の調べに対し、岩崎容疑者は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。 住宅の玄関付近には、複数のポリタンクが残されていて、警察は火をつけた手段や動機などさらに調べを進めています。